秋川渓谷で見つけた、ミステリアスな青い世界。
渓谷の風景写真を撮っていても、ちっとも面白くない。僕が、撮らなくても誰かが撮るような写真は撮りたくないと思った。デザインのメソッドに従って、どんどん削ぎ落としていくと、気がついたら膝まで川に浸かり、水面ぎりぎりのところまでレンズを近づけていた。 渓流釣りをしていた、見知らぬおじさんが近づいてくる。嫌な予感...「何かいるんですか?」とレンズを向けている方を僕の顔の横で覗き込む。僕は、心の中で『水面の表情を狙って、シャッターチャンスを待っているのだ。邪魔をしないでくれ!』と、言いたいところをぐっとこらえ、「いえっ!」とつぶやくのが精一杯だった。 おじさんは、不思議そうな顔をして通り過ぎる。やっと心を集中できる。きたーーーーーっ!この瞬間。まるで、ブルーベルベットみたい。都会では、真夏の太陽が燦々と照り返しているというのに、この谷間では日陰が青白い光を放ち、水の流れがベルベットのような光沢感を醸し出す。 僕は、青が好きだ。職業柄、時には、赤も緑も黄色も好きになる。だけど、青は特別だ。ダイヤを散りばめた夜空のように...時には、ノーチラス号に乗ったネモ船長が人間世界に絶望し、パラダイスを求めて深海へと旅経って行ったように。どこまでも、どこまでも、宇宙の果てまでも続く、深〜い、深〜い色。この色には、果てなんかないような気がする。僕の心に輝き続け、未知なる永遠を感じさせるところが、好きなのかもしれない。 ボビー・ヴィントンの「ブルー・ベルベット」が、この青のようにどこまでも透き通った声で、僕の頭の中で鳴り響く。いつしか、僕は、妄想に駆られ、ブルーベルベットのドレスを着た女性に恋をする。『もしよかったら、僕と踊りませんか?』(今どき、くっさ〜〜〜〜っっ!)
>香明さま
お久しぶりです! 多分、渓谷の日影と、たまたまハイライトに 露出があってしまった偶然が、 こんな色味を出してしまったのだと思います。 白を白く撮るには、さらに2段以上、 露出をオーバーにしなkればなりません。
このまま、小川の妖精に導かれて、 川底に連れていかれそうでしたよ。
投稿者:hide★ :2008年9月19日 03:16
お久しぶりです!
どうしたら、こんな写真が撮れるのでしょう!! 黒に近い深い深い青・・・。
さすが、hide★さん!! ありきたりの渓谷写真ではありませんね★
吸い込まれそうないつまでも見つめていたくなるような・・・ まさにブルーベルベットに包まれているような、心地よさに包まれました♪
投稿者:香明 :2008年9月19日 01:49
>fumixさま
こんばんは! 僕が自ら吹き出してしまったりして。 ぜひ、お会いしましょう。
投稿者:hide★ :2008年8月23日 02:55
>uenchさま
ベルベットは、特別なよそ行きでしたね。 僕は、ベルベットのジャケットに蝶ネクタイ、 白のベレー帽に半ズボンでした。 ああ、人生の汚点です。 タンスのドアに挟まっていたなんて、 結構、繊細なんんですね。 そこが、ベルベットの魅力です。
投稿者:hide★ :2008年8月23日 02:52
こんばんは。
けっして吹き出しませんので♪
いつかhide★さんお逢いできる日を夢見て、楽しみにしております。
投稿者:fumix :2008年8月22日 22:57