オレ、カエル!

週末、知人のフォトグラファーとフォトセッションのため、 千葉の山奥へ籠った。


足下を見ると、新緑の中の枯れ草にまぎれて、カエルがじっと息をひそめていた。僕は、撮影そっちのけで腰を屈め、カエルと向き合った。夏だというのに所々に枯葉が落ちていて、カエルはその枯葉色にすっかりと溶け込んでいた。


カエル:この人間、オレのことカエルだって気付いているのかな? 人間:気付いているさ!(僕は、心の中でつぶやいた) カエル:げげげっ!マジ〜!オレ、完璧に枯葉だよ。 僕は、いつの間にかカエルと対話をしていた。


カエル:人間って、たいへんだよなあ〜!会社で目立てば、叩かれるしさあ。 人間:そうなんだよ。今度、入社したIWは、前職の上司から、「言われたことだけをやっていればいい」とか、四大出ているから生意気だ」とか言われていたらしい。 カエル;オレみたいにこうやって、自然に同化すればいいのさ。みんな知らないかもしれないけど、オレ、害虫食べて、森のお掃除して、みんなの役に立っているのよ。オレ達を邪魔者にしたら、害虫が増えて、生態系が狂ってしまうからね。 人間:へ〜、偉いんだね。不気味な姿しているから、悪いやつかと思ったよ。 カエル:そりゃ〜、ないぜ!人間は、すぐ、自分が一番だと思っているからね。 人間:ごめん、ごめん!人間代表して、謝るよ。 カエル:そもそも、最近の人間社会は乱れているよ。「今の若いやつは...」っていうけど、大人が、そういう世の中を作ったんじゃないの? 人間:若い人達は、立派だよ。ウチのスタッフなんか、みんな20代だけど、僕があの年代の頃は、もっとダメ人間だったからね。 カエル:旦那、そりゃ〜、感謝しなきゃ!

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美しく、輝く、輪を求めて。

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