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執筆者の写真Hidetoshi Shinohara

デンマークの副首相兼経済内務大臣

10月に日本でIMF国際会議が開催され、その時にデンマークのマルグレーテ・ヴェスタエアー副首相、兼経済内務大臣が10月11日に来日しました。

その来日時にギャラリーヴィグロワで、Shirokiの作品をご覧になりたいとのことでした。きっかけは、塩川さんがデンマークでワークショップを兼ねて作品展示をしていたところへ大臣がお見えになり、それ以来交流が深まったそうです。


お忍びとはいえ、デンマークの大使館員数名といらっしゃるということなので急遽、Shirokiだけの展示に変えました。土曜日の予定の時刻を少し回り、茗荷谷駅前の小さなビルの前にデンマーク大使館の車が止まって、大使館員と共に大臣がお見えになりました。大臣は、Tシャツの上に軽くセーターを羽織り、スリムなジーンズという出で立ちでした。とてもカジュアルで気品さえ感じられ終止自然体でした。そして、Shirokiの作品をご覧になり、いくつか質疑応答をされとても興味深く鑑賞されていました。


塩川さんは、ギャラリー内のミーティングルームに「書道のセットを用意してあるので試しにトライしてみませんか?」と大臣をお誘いしました。


最初に書いた文字は、大臣の好きな色の朱色にちなんで、「朱」「珠」という文字をお書きになりました。大臣のTシャツも白地に朱色のデザインです。次に大使館スタッフの発するPeace、Love、Freedomというキーワードを「和」「愛」「自由」という日本語に置き換えて塩川さんのお手を元にお書きになりました。 最後に大臣からは、Nothingというテーマを日本語に置き換えて書いてみたいというオーダーがありました。なぜ、Nothingかというと、政治家としてとても環境やエネルギーに感心があるけれど、何もない海岸沿いに環境に良いはずの風力発電の発電機を増設する矛盾を感じているということをおっしゃっていました。ということで、「無」という感じを塩川さんが、段ボールの切れ端を使用して創作文字を提案していました。大臣は、自ら絵をお描きになるだけあってとても飲み込みが早かったです。ご本人は、「先生の指導がいいからよ」と周りの緊張感を解きほぐしてくれるようなリラックスぶりでした。それにしても日本の大臣は、こんなカジュアルな感じでいらしていただけるのだろうか?

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美しく、輝く、輪を求めて。

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