ハッピーバースデー、当日

誕生日、当日、ウチのスタッフがケーキを買って祝ってくれた。

事務所の中は、まだ、クチナシの花の香りに包まれている。みんな集まり、8本の蝋燭に火が灯る。このケーキのブランドは、ベルギー産のヴィタメールという。


味、色、艶、香りが宝石にように磨き抜かれ、丹精に手技で仕上げられていて、とても美しい。フルーツの上には、金箔が乗っている。3代続くヴィタメール家は、ベルギー王室での催事や上流階級の人々の集まりにパティスリーを指名されるらしい。ささやかに、上流階級の気分を味わう。


ケーキの蝋燭を消すなんて、何年振りだろう。ふーーーっ、一息で消すと一瞬事務所内が薄暗くなった。事務所の照明を点けて、上流階級の気分も一瞬で現実に戻った。


土曜日は、八ヶ岳、編笠山へ、初の登山。スタッフが、いろいろ心配してくれる。まるで、小さな子供を見送るようだ。


みんな、誕生日のお祝い、ありがとう!祝ってくれて嬉しいけれど、48歳にして、初めての登山への不安で一杯。

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美しく、輝く、輪を求めて。