フェアグランド・オルガン

小樽オルゴール堂で見た、 大きなアンティークのオルガン。 1895年〜1930年頃、ベルギーで使われていたらしい。


とても大きな音が出るオルガンで、メリーゴーランド、カーニバル、サーカス、スケートリンク、遊園地といった娯楽施設で用いられることが多かったことから、フェアグランド・オルガンと呼ばれていたそうだ。


この大きくて装飾的なオルガンは、電動のエアコンプレッサーによる空気とブック式の楽譜で、木製パイプを鳴らす。フェアグランド・オルガンは、自動演奏楽器の中では古い歴史を持ち、1700年前半から作られていた。


このオルガンの前にいる、おにいさん、とても上品で凛々しいではありませんか?100年もの間、このオルガンの見張り番をしてきたようだ。ずっと、歳もとらずに背筋を伸ばして、シャッキとした姿勢は見習わなくてはならない。ちょっと、ファッションセンスとヘアスタイルは時代遅れだけど。


メリーゴーランド、カーニバル、サーカス、スケートリンクと聞くと、その言葉の響きにときめいて、今でも異次元の情景を喚起してくれる。日常では味わえない、雰囲気。そこには、子供のころ味わった、お伽の世界があるのかもしれない。


そんな異次元空間で演奏されるオルガンはどんなだったろう?カーニバルやサーカスが繰り広げられる、賑やかな喧噪の中で、誰が聞いているのかも分からないのに永遠と演奏し続ける、自動演奏オルガン。


それにしてもこのフェアグランド・オルガン、全体の大きさはアップライトピアノくらいの大きさはある。今のような電動工具がなかったと思うが、精巧さには驚かされる。ハイテク時代にはない味わい深さ。

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美しく、輝く、輪を求めて。

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