スキーシーズンがやってきた。 昨年から、再開したスキーを週末になると朝4時起きで車を走らせる。 朝に弱いはずの僕は、なぜかスキーとロケはムクッと起きることができる。

前回、琳派をテーマにしたので、今回も引き続き真っ白な雪景色の中に琳派を見出そうとしたが、う〜ん、どうしたものか?本当に暖冬なのだ。先週は吹雪いていて、真っ白な雪景色だったのに、あまりの寒さに素手でシャッターを押す勇気がなかったことを後悔しているのだ。やはり、感動のある絵を作るには楽はないということだ。
そんなことを後悔しながら一人リフトに乗り、うなだれていると足元に針葉樹林の葉っぱに霜がかかっているではないか?これは、美しい。
慌ててホテルに戻り、コンパクトデジカメを持ち、デジタル一眼レフを襷がけに再度リフトに乗った。朝7時、太陽が昇り始めて、うっすらと葉っぱに降りた霜が解け始めるのでシャッターチャンスは数分。しかも、リフトは動いていて、下を向いて脇を締め、命がけでシャッターを切る。何カット撮ってもぶれる。猛スピードで滑り降り、またシャッターを切るという繰り返し。
この木は、オオシラビソという針葉樹で、積雪の多い日本海側の八甲田山に多くエゾマツに似ていることから、アオモリトドマツとも言われている。東北の雪深い景色で真っ白に覆われてしまうので、その姿をスノーモンスターと呼ばれている。
この木の特徴は、木の下の方には葉っぱがないので上から見ないとこのような写真は撮れないので貴重な体験をしたかもしれない。暖冬の苗場では、スノーモンスターに成りきれない、ちょっとキュートなフロストモンスターというところか。これを琳派と言えるものなのかどうか?
>powerpack様
リフトの高さは、雪面から4m位。 リフトから、木までは1m弱でした。 アングル変わると新しい発見があり、 興奮してしまいましたよ。
これに味をしめたので、クレーンをチャーターして、 人物を俯瞰で撮ってみたいですね。
投稿者:hide★ :2007年1月27日 20:23
森や林を低空で真俯瞰で撮る! 贅沢なアングルですね(笑)
強烈に非日常のアングルに出会えた時、興奮しますよね。
hideさんが夢中でシャッターをきっている姿が目に浮かびます。
投稿者:powerpack :2007年1月27日 19:31
>Rei様
何かをぶつけてみたくなる、なんてかわいい表現なんでしょう。 まさにその通り。 なんだか分からない生き物の家族みたいです。 お父さん、おかあさんがいて、 子供達が一杯いるような感じですかね。 ぶつけるにしても、軽くですね。
投稿者:hide★ :2007年1月27日 02:37
海の中みたい・・・。 不思議なタッチ ぽんっって何かをぶつけてみたくなります 壊してしまいたい願望がうずうずと。 パキーンと張り詰めたように崩れるのでしょうか・・。 なんだかそんな衝動にかられる写真です。
投稿者:Rei :2007年1月27日 01:58
>K.Kojima様
この木は、地面からはこのように見れないのですよ。 上から見るなんてことはめったにないんじゃないかと思い、 気がついたら、夢中でシャッター切っていました。 苦労話をするようじゃ、まだまだダメですね。反省。
投稿者:hide★ :2007年1月26日 23:30