プロの条件って、なんだろう?と思う時があります。最近、音楽プロデューサーとのコラボで、レコーディングに立ち会う機会に恵まれ、ギターの音源を入力していた時のことです。
僕は、ギターが好きで、今でも仕事に行き詰まると気分転換にギターを弾いたり、友人とたまにスタジオで演奏したりすることもある。YouTubeではプロ顔負けのギターテクニックを披露していたり。 ところで、どんな職種でもプロとアマの違いはあると思うのです。例えば、定年退職後のちょっと経済的に余裕のあるアマチュアカメラマン。すごい高価なカメラを首からぶら下げているけれど、でも、いっちゃ悪いとは思うけど、つまんない風景写真を撮っているんだよね。カメラメーカーのカモだね。 あんなに機能満載で使いこなせるの?って思ってしまう。解像度が、レンズ特性がという前に絵作りがなっていない。カメラなんていうのは道具で、どんな絵作りをするのかが問題だと思うのだが? 今回、レコーディング中にそんなことを音楽プロデューサーとギタリストの方に聞いてみた。やはり、楽器なんてものは道具とのこと。プロは、数万円の安いギターでもちゃんと弾けるのである。もちろん、高価なあのギターのサウンドがほしいというときもあるだろうけれど。 でも、アマチュアのおじさんが、数十万円もするギターを何本も持っていて、大した演奏もできないなんていうのがざらにいるのです。何を隠そう、僕もそのひとり。そして、プロとは、与えられた条件の中で次から次へとアイデアを出せる引き出しを持っていること。しかも、さまざまなトラブルに対処しながらベストを尽くせる人のことではないだろうか? デザインの世界では、それができるけれど、ギターの演奏を目の当たりにみて、ちょっと恥ずかしくなったのでした。
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