下を向いて歩こうよ♪

美しい映像を生み出すには、外人モデルを使ったり、海外ロケへ行ったり、大掛かりなスタジオセットで莫大にお金をかけなければ作れないのか?そんな疑問が生じたことがあり、ちょっと、なにげに、ふらりと、「日常の見慣れた風景の中に美を発見する」旅に出たことがある。



旅と行っても、当社のエレベーターホールを一歩出ただけの車道なんですけどね。ほら、よく一時停止の白いラインがあるじゃないですか?僕は、そこに惹き付けられるようにカメラを三脚に取付けて地面に這いつくばった。


レンズと地面の距離は、3cmくらい。夢中でシャッターを切った。周囲の視線が気になる。その間、5秒。(もっと、時間が経っていたかもしれないが、そのくらいに感じた)僕の背後からは、車が来ていきなり「ブーっ!」とクラクション。僕は海老反りに飛び上がって、命からがらカメラをかかえ、逃げてきた。


後日、現像があがって(この時はブローニーポジで撮影)ルーペで見てみると、今まで見た事もない光景が広がった。見る人によって、これが、美しいとか、かっこいいと思うかどうか、分からない。


アイデアを考える段階で、すぐに有名タレント、巨匠フォトグラファー、海外ロケ、大掛かりなスタジオセット、外人モデルのオーディション...確かに、華やかで自分が業界人で普通の人とは違うという優越感。僕も正直、心のどこかにある。


僕たちは、あまりにも身近すぎて気が付かなかったことに目を向けるべきではないかと思う。そして、優越感よりも普通の人の普通の感覚を持ちつつも、違った視点で物事を捉えられる洞察力こそ大切にしなければならいと思う。

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美しく、輝く、輪を求めて。

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