湿原の森に小さな沼があった。 ポロト湖の脇にある、小さな、小さなポント沼から、 木をつつく、キツツキのドラミングが水面に響き渡る。
このあたりは、湿原なので枯木が多く、虫もたくさん寄生しており、キツツキにとっても冬の食料貯蔵庫となっているようだ。
ここに生息するキツツキは、アカゲラというらしい。あまり人を恐れず、近くまで来て、トントンしていることもあるという。木々を見るとアカゲラが住んでいたと思われる樹洞がたくさんあり、そのお下がりを他の鳥達がリフォームして使用しているらしい。
それにもしても静かだ。車の騒音も、OA機器のノイズもなく、誰かを恫喝して声を荒げている人もいない。姿は見えないけれど、トントンッ、トントンッ、と木をつつく音が、静かな湖畔にリズミカルに響き渡る。
都会で、勝ち組、負け組などと言っていることが、バカらしくなったりしないだろうか?いや、そういう人達をここへ連れて来ても、きっとこの軽やかなドラミングは聞こえないだろう。そう、心の清らかな人にしか、聞こえないに違いない。
後程、調べたところ、アカゲラは赤、白、黒のコントラストが美しいモダンデザインの配色であった。緑の森の配色には、似つかわしくない、とてもおしゃれな装いだった。
>N.Kojima様
勝ち組というのは、何に勝つのですかね? 六本木ヒルズにオフィスを構えることが全てだと思いません。 もちろん、その価値観を否定もしませんが、 押し付けるのもやめてほしですよね。
投稿者:hide★ :2006年12月30日 10:03
僕、間違ってますね、文字。 「勝ち負けで行きて」は「勝ち負けで生きて」で 「財を気づく事」は「財を築く事も」です。 すみません。
投稿者:N.Kojima :2006年12月30日 10:02
デザイン関係の仕事をしていて言うのも なんですが、雑誌や、特に人材派遣のコピーで 「自分らしく」とか「勝ち組になろう」とか 多いですよね。 でも、皆すでに自分らしいはずですし、 勝ち負けで行きていないですよね。 ひとそれぞれ、幸福感の差異はあっても、、、 今、貧乏でも、努力してそれなりの財を気づく事も。
無意識の世界の自然の鳥達には HIDEさんの言う通り、 彼らの幸せを満喫しているのかも知れませんね。
投稿者:N.Kojima :2006年12月30日 10:01
>Rei様
このような場所は、都会人が喧騒から 逃れるための憧れかもしれません。 それにしても、このキツツキの配色は、 森のパーティへ行くための ドレスアップみたいです。
投稿者:hide★ :2006年12月30日 09:59
本当にキレイ_ ぼんやり、のんびり自然と一体化したい。
自然に潜むモダン配色・・・ マルチでも自然の中だと調和してしまうのが不思議。 都会だとういて見えちゃうのに。
投稿者:Rei :2006年12月30日 09:58