本当に大切なものは、目には見えない

誰もが知っている、ある宅急便サービスの企業広告の依頼を受けた。 オーダーは、新しい企業の顔を作ること。 内容は、プレゼン前なのでヒ・ミ・ツッ!


宅急便サービスは、どこも荷物を届けるというサービスが商品であり、同じようなサービスである。では、お客さんから見てそのサービスを選ぶ時の基準は何なのか?荷物を届けるのは当たり前で、お客さまの立場になって「真心」や「ありがとう」を届けることができるかどうかではないだろうか?でも、「真心」という言葉を口に出すと、とても気恥ずかしい気がする。


そんな企画を考えている時にある物語を思い出した。サンテグジュペリの「星の王子様」である。この物語で「本当に大切なものは、目には見えない」というテーマが今さながら、じ〜んと心に響く。


大人になって、この物語を再度、読むきっかけとなったのは、10年位前に箱根へ行ったとき、たまたま「星の王子様ミュージアム」へ立ち寄ってからである。このミュージアムでその後の僕の人生を変えた。


それまで『メジャーになる』だの『ビッグになってやる』だのと粋がっていた僕は、「本当に大切なもの」が見えていなかったのかもしれない。それを企業に変わって伝えていくのが、僕達の仕事であるはずなのに。でも、当時の僕は、この物語に出てくるさまざまな星の住人と同じであった。


物語の中で、6番目の星に住んでいる地理学者の話。星の王子様は訊ねる。「きれいな星ですね。この星には海がありますか?」地理学者は、「知らんよ、そんなことは」と答える。それを調べるのは探検家の仕事だというのだ。


企画を通じて、この物語を改めて思い出させてくれたけど、大人になると本当に大切なものが見えてこなくなるものですよね。

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美しく、輝く、輪を求めて。

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