桜の満開から、一週間が経った。 あいにくの曇り空。
桜が散ってしまうのが、名残惜しい。地面に落ちた桜の楽しみ方もあるのではないかと、地面にカメラを向けた。
地面には、あれだけ人々を熱狂させた桜が、土まみれになって地面に散っていた。この上をみんな踏みつけていく。ちょと、感傷的になっていたら、曇り空だというのに突然、陽射しが桜の木を照らして、地面に木の影を作った。
気持ちが通じたのだろうか?ほんの一瞬の出来事だった。桜は、この時期、ぱあーっと咲いて、ぱあーっと散っていく。この散り際が、潔くて美しいのかもしれない。
桜が散る頃、人々は何事もなかったように日常へ戻る。さくらは、寅さんに言う。「額に汗して、汗まみれになって働く人と、いいかっこしてブラブラしている人とどっちが偉いと思うの。地道に働くってことは尊いことなのよ」
桜の季節、ついつい浮かれた気分になって、勤労意欲が少し薄れてくるが、このひとときのオアシスを堪能したら、額に汗して地道に働くこととしよう。さくらが、いや、桜が愛されるのは、そんな庶民の束の間のオアシスだからなのかもしれない。
>むーみん様
コメントいただき、ありがとうございます。 また、光栄なお言葉をいただき、とても励みになります。 このブログでは、いろいろな方のコメントにより、 インスパイアーされて、刺激になっています。 お金がお金を生むという、マネーゲームの時代は そろそろ終わりにして、美という文化をもっと大切にする 国になってほしいと願っています。
美は、特別なものではなく、実は見る人の心の中に存在するのだと このブログを通じて改めて痛感しました。 美を観賞するのに写真の知識など、まったく必要ありません。 ただ、感じるままに、素直な心を大切にするだけでいいのではないでしょうか?
せひ、また、いろいろ感想をお聞かせください。
投稿者:hide★ :2007年4月15日 20:21
始めまして ミクシィーに登録していろいろ検索しているうちに、こちらのページを拝見させて頂きました。 あまりの綺麗な写真に大変、大変感動しました。(月並みな表現しか出来なくて済みません) 言葉では上手く感動を表現出来ない自分がもどかしいです。 前のブログのお写真も会社のHPもすべて拝見しました。 私の心が透明にゆっくりと溶けていくようでした。 夢のように幸せな気持ちになりました。 同じ景色が、こんな風に見ることが出来て、形に出来るhideさんを心から凄いと思いました。 私の中の綺麗なもの、に 純粋にとてもとても響きました。 写真の事など、何一つとして解りませんが、また覗かせて頂きます。 美しいものや本物は本当に心に響きますネ。 素敵な写真にそして文章に出逢えてとても嬉しいです。
投稿者:むーみん :2007年4月15日 19:32
>fumipanさま
本当のいかだでななく、 比喩的表現だったのですね。 知らなかったです。
投稿者:hide★ :2007年4月10日 16:07
水面に花びらが散ってつながっている様子を 「花いかだ」と呼ぶそうですよ。 私も最近知りました(^-^)。。。 あそこのちょこっと見える神田川の川面が ちょうど、そんな光景だったのです。
投稿者:fumipan :2007年4月10日 15:18
>fumipanさま
ある、ある。あそこね。 神田川ですね。 「花いかだ」なんて、あるんですか? すぐ近くなのに知らないことって、まだまだあるものですね。 行ってみます。
投稿者:hide★ :2007年4月 9日 21:39