自宅を出て、通りを渡ると小石川植物園がある。
小石川植物園の外壁に沿って、歩いてみた。そろそろ、桜が散るころだ。風に乗って、クルクルと風車のように回りながら落ちていく桜が麗しい。目の高さのコンクリート塀に、一輪の桜が舞い降りて静止した。まるで、僕の目の前に現れた妖精のように... その数秒後、風に吹かれて塀のあちらへ行ってしまった。気まぐれな妖精が、人間をからかい、一瞬のうちに去っていってしまったようだ。 服を買うときもこんな現象がある。探し求めていた、ブラックレザーのライダーズジャケット。買うことを決意し、一瞬、頭を冷やすためにカフェでコーヒーを飲む。30分後、戦闘モードに切り替えて、「誰がなんと言おうと、絶対に買うぞ!」と思い、ショップに行ってみると、一瞬のうちに売り切れ。 僕は、衝動買いを自制するためにも一旦、時間をおいて考えることにしている。「それでなくなったら、それまでさっ!」と諦めることにしている。中途半端な物は買わない。本当に気にいってもその一瞬でなくなっていたら、それを所有する資格がないと思っている。商品自ら、「どうか、私をさらっていってください」と懇願されて、初めて買う価値があるのだ。 どうやら、この桜は僕のことを相手にしていなかったらしい...
>Rockaku-moritaさま
こちらこそ、ありがとうございました。 そういうえば、小鳥が枝をツンツンついていました。 甘い蜜を吸っていたのですね。
買い物で、一点モノと言われると、なんだか脅迫されているような 気分になります。 店員さんに、「今買わなければ、もうなかなか手に入りませんよ」 などと言われてしまったら、もう買う気がしないですね。 似合うか、似合わないかという視点ではなく、 売ってしまいたいという気持ちが見え見えです。。
だから、一旦間をおいて手に入れたものは、なにか運命を感じます。
そろそろ、ライダーズジャケットは暑いですね。
投稿者:hide★ :2008年4月 5日 14:39
先日はお忙しい中、お時間をいただきまして、 ありがとうございました。 ふつうに楽しくなって、ずいぶん長く喋ってしまいました・・・
花びらではなく「花ごと」散る桜・・・ これは小鳥の仕業である場合が多いんですよ。 花弁と枝の間に甘い蜜があって、スズメなんかが そこを食いちぎっちゃうそうです。
僕は15歳くらいから古着屋巡りをしていたので、 買い物のお話はすごく共感しました。 相手はほぼ一点モノなので、 「次に来てあったら買おう」 で、逃すなら、それも運命なんですよね。
関係ないですけど、去年買った古いライダース、 全く着る機会がないです・・・
投稿者:Rockaku-morita :2008年4月 5日 12:08