森の中のスターダスト

北国の夜空でスターダストを見た。


深夜、森の中、どこまでも続く一直線の道を車で走っていた。夜空にキラキラ輝くモノがうごめいた。そこは民家などなく、辺り一面森の中。ヘッドライトを消すと真っ暗で何も見えない。空を見上げ、少しずつ目が慣れてくると星がキラキラ輝いていた。

こんな夜空、東京では見たことない。あまりにも感動してしばらく夜空を見上げていると首が痛くなった。『これを写真に残すことができるのだろうか?』と思い、三脚とカメラを取り出しセッティングした。仕事仲間のフォトグラファーに露出の設定を聞こうと思ったが、深夜をとうにまわって朝を迎えようとしている。昔、独学で写真の勉強をしたとき、バルブで撮影することを思い出した。 『まっ、いいか!適当に30秒だ』暗闇の中、頭の中でカウントして30を数えた。目が慣れてきて、星の数がだんだん増えてくる。


まるで、宝石箱をひっくり返したようにキラキラが散らばっていた。夜空の中でひっそりと輝いている星くず達。太陽や月のようにはっきりと存在感があるわけではなく、多くの星が集まってキラキラ輝いている。だから、どの星が素敵というわけでもない。僕が星を好きなのは、ひっそりと輝いているところだ。これ見よがしに目立つのは僕の美学に反する。あくまでもさりげなくが大事。 ひとつひとつは、小さく見える星だけど、僕は、あの星のようにいつまでもキラキラ輝く星となることを、自らに誓った。

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美しく、輝く、輪を求めて。

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