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執筆者の写真Hidetoshi Shinohara

渡り鳥の想い

この地域は、渡り鳥のルート上にあり、 その渡り鳥を狙ったハヤブサの営巣地としても知られる。 運が良ければ、春から秋にかけて 回遊するイルカやクジラが見えることもある。



室蘭の地球岬に立っていると、ここは北海道なのだと実感する。僕の祖先は、どうやって津軽海峡を渡って極寒の地へ辿り着いたのだろうか?


あいにく、どんよりとした曇り空。神様が申し訳なく思ったのか、向こう岸を少し照らしてくれる。あちらに見えるのは駒ヶ岳で、向こう側には函館がある。左側には、かすかに青森の下北半島が見える。



そんなことを考え、海を見渡していると、先程までの曇り空が嘘のように晴れ、青空が広がった。ありがちな風景だけど、青い空に白い灯台が映える。

僕も海を渡って、30年。祖先は、北海道にロマンを抱いて渡ってきたけど、僕は、東京へロマンを抱き、渡っていった。なんだか、不思議だよね。

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4 Comments


>uench様

え、行ったことあるんですか? 地球岬なんて、全く知りませんでした。 南を向いている室蘭は、明るい希望に満ちて いたかもしれないけれど、 石狩湾沿いで育った僕は、 ロシアを見ていたことになりますね。

投稿者:hide★ :2006年12月30日 09:54

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>N.Kojima様

開拓心と言ってもどの代なのかも分かりません。 北海道は、みんな移民の国ですから。 ウチの先祖は、父方、母方、 偶然にも四国だと聞いています。

投稿者:hide★ :2006年12月30日 09:53

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Nov 21, 2019

hide_さんの北海道紀行シリーズ(?)ほんと楽しみです。 せっかく想いにふけっていらっしゃるのに、 「あー!ここ行った行った〜!なつかしー」 なんて指さしちゃいました。 10年ほど前、家族で下手な俳句を残していったはずです。

北海道の海はオホーツク海、日本海、太平洋と それぞれの表情をもってますよね。 南を向いている室蘭の海は、 訪れる人に希望を与えているような気がします。 だから何となく明るいんです。 土地の人は「俺たちゃ北の湘南ボーイ」といきがってましたよ。 この海を見ながら都会を目指し旅立つ人も多いのかもしれませんね。

投稿者:uench :2006年12月30日 01:49

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Nov 21, 2019

開拓心がある家計なんですね。 クリエイティブというか。 切り開く事は、努力がいるので すごいとおもいます。

投稿者:N.Kojima :2006年12月30日 01:45

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美しく、輝く、輪を求めて。

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