点・線・面

プレゼンの準備中、エモーショナルな映像とはどんなものか、当社スタッフと議論した。

これは、あくまでもケーススタディであるが、カンデンスキーの「点・線・面」の法則に従って、まずは、「点」を感じさせる光を撮影。ただの固い点ではエモーショナルではない。ブレがあったりボケがあったり、心の情感に触れるものでなければならない。しかも、シャープ過ぎず、ノイズを感じさせるくらいの方がいい。


次にその「点」を縦に動かし、「点」から「線」を表現してみた。エモーショナルであるためには、シャープな「線」は避けた。点滅しているイルミネーションを縦にブレさせると、柔らかくて情感たっぷりの「線」が出来上がった。僕は、スタッフと一緒に感動のあまり、二人ではしゃぎまくった。まだまだ、こんなもので感動していてはいけない。もっと高度なところで感情を突き動かさなければ。なぜなら、僕たちはプロであるから...


その次のテーマは、「面」。イルミネーションが束になっている「点」の集合を動かし「線」を作り上げていく。その「線」を」さらに大きなうねりを感じさせることで、「面」が生まれた。この光の「線」が、束になってシンフォニーを奏でる。優雅に、しかも大胆に、時にはスピード感たっぷりに。

グラフィックデザインの多くは、コンセプトを必要とする。それは、ファインアートのコンセプトと違い、多くの人を説得しなければならないからだ。でも、心の奥底にある魂を揺さぶる映像は、理屈を抜きにしたところにある。時には、こんなエモーショナルグラフィクもいいものだ。

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美しく、輝く、輪を求めて。

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