タルコフスキーの「ノスタルジア」という映画に触発されて、空虚な風景写真を撮ってみた。僕は、派手なモノより空虚なモノが好きだ。群れることが嫌いだ。一人遊びが好きだ。パーティが嫌いだ。そんなことを言って、誰にも誘われなくなるのも寂しいので必ず誘ってください。ただ、行くまで気が重いのです。行ってしまえば、結構はじけて楽しんでしまう方なんですけどね。
多分、空虚がマイブームなんだと思う。僕はナルシストなところがあるので、孤独で空虚な自分だと思うとその世界に入り込んでしまって、自分に酔ってしまうのかもしれない。
僕は、空虚が暗いなんて思わない。空虚を恐れたりなんかしない。不確かで、不安定の時代にみんなで手を取り合い助け合うことは大事だと思う。でも、無を楽しむ術を身につけると空虚なんか怖くない。こんなにも心を無にしてくれる。けっして、悪い方へ考えるのではなく、希望を持って未来のことを考えることができる。
そう思えるのは、多くの友人達に助けられているからだと思う。助けられていることに依存するのではなく、そこから這い上がる努力は自分でしなければならない。その努力をするときに、一人空虚になり心を落ち着かせると頭のスクリーンに一抹の光が見えてくる。あとは、それを目指して突き進むだけ。 空虚に身を委ねると、身体が浮遊していき全身からアルファ波が出てくる。それがなかなか心地良い。
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