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執筆者の写真Hidetoshi Shinohara

緑と赤が結ばれる時

その後の緑と赤の関係を知りたくて、 紅葉の名所、小石川後楽園へ行ってみた。


緑はソファに腰掛け、新聞を読んでいた。新聞超しに見える赤は、なんだか陽気にはしゃいでいた。趣味も性格もまったく合わない二人であったが、とても波長が合っていた。特に地味でシャイな性格の緑は陽気な彼女といると、表情には出さないが心が昂揚した。今まで緑だけで生活していた世界が見違えるほどいきいきとしてきた。これが幸せってものなのか?


彼女は、とても幸せだった。無口な緑と過ごしていても、ちっとも退屈ではなかった。むしろ、クスクス笑い、黙って赤の話を聞いてくれる緑が好きだった。赤は聞いた。「どう?このワンピース」とスカートの両端をつまみ、身を翻した。「いいんじゃない」と緑は言った。



と、こんな感じで緑と赤は、お互いが重なり合うと真っ黒になってしまう、とても危険な関係だ。でも、こうやって見るとお互いが引き立て合って、活気に満ちているんだよね。(今回は、レイモンド・カーヴァー風)

閲覧数:53回

24 Comments


>まあさ様

無礼だなんて、とんでもないです。 実は、このブログは瞬発的に写真を撮って、 それを見て連想して瞬発的に文章を書いているので あまり深い意味がないのですよ。 そんな言い方をするとがっかりされるかもしれないけれど、 事実なのです。

そして、みなさんのコメントに触発されて勝手に物語が 出来上がってきたようにも思えます。

そういう意味では、お会いしたことがない方達と コラボレーションをしていたのです。 ネットって、面白いですね。 また、ぜひ、ご意見をお聞かせください。

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Nov 21, 2019

ゴディバのチョコから、小石川の写真までずっとwebで散歩していました。「緑と赤が結ばれる時」のフォトは素敵ですね。 こんな綺麗な緑の発色・・・初めてみました。上手い写真にも関わらず、それ以上に言葉があるように思えてなりませんでした。 赤からそれは聞こえてくるように思えてなりません。どんな赤に あこがれているのでしょうか?反対の黒が見えてくるように思えてなりませんでした。私の今の心の状態にぴったり合っているからこの一枚の写真に心引かれました。なんでゴディバからここに辿りついたのかわからないの

ですが・・・その感じがとても心地よく いつか小石川の庭園にカメラをもってふらっと車でいってみようかなと思いました。何気ない風景の中の一瞬をファインダーの枠に 収めたいとりとめもない贅沢をしたいですね。こうした写真をとれるかたは、きっと回りの愛されている方なのだと思っています。 すみません!初めてブログを訪れた私の無礼を許してください。 感じたままに書いた方がいいのかなと思ったものでしたから。

投稿者:まあさ :2007年1月15日 23:27

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>kat'sさま

ありがとうございます。とてもうれしいです。

赤は、情熱の色。 レースに勝つには、自らを奮い立たせるためにも 色を見方にしてみてはいかがでしょうか?

赤と緑はどぎつい配色ですが、 モータースポーツで相手を威嚇するには、 大変良いと思いますよ。

野球でもキャッチャーミットと プロテクターがどぎつく、ボールがミットに 狙いを付けやすい色もあるようです。

アルペンスキーのレーススーツは、 派手でけばけばしい色を身につけ、 スタート前に他の選手を精神的に 威嚇するとも聞いたことがあります。

ご存知かもしれませんが念のため.....

投稿者:hide★ :2006年12月29日 01:58

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Nov 21, 2019

いつ見ても素晴らしい感性をお持ちなんですね〜 僕のヘルメットは赤をベースにしているのですが、スポンサースペースにでも緑を使おうかと今回の日記を拝見させていただいてちょっと考えさせられました。

ヘルメットは僕の顔ということでデザインは最初から一緒のものなんで変更はしませんが、初めて別の色をいれてもいいかと思うくらいの気持ちです。

これ最高の褒め言葉ということで・・・

投稿者:kat's :2006年12月29日 01:56

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>uenchさま

そうんなです。 もうひとつの顔はギタリストです。 未だ、スカウトされるのを待っています。

投稿者:hide★ :2006年12月29日 01:55

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美しく、輝く、輪を求めて。

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