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美に囲まれる

お気に入りの作品の一部を壁にレイアウトしてみました。まだまだ、たくさんあるけれど、これはほんの一部です。

ARTを日本語に翻訳すると、芸術と美術という意味に訳されると思います。 以前、BSのテレビで「現代アートとは、何か?」というような内容の番組を観ました。そこで紹介された現代アートは、奇妙なものばかり。最後にニューヨークの有名キュレーターに「現代アートとは?」という問いに「現代アートとは、奇妙なもの」と答えていました。 道端に落ちているゴミ屑に有名キュレーターが、崇高なコンセプトをつけるとたちまち現代アートになってしまうのです。そういうアートも美術館で鑑賞するには、非日常的で面白いと思います。ただし、日常の生活の中では美術館のようなスペースがあり、そこで楽しむ分には良いのですが、通常の生活の中に不浄なものを置くことは魂を汚してします。 なぜ、日本人には清めるという心がけがあるのか?子供の頃、祖母には床、トイレ、階段、ガラス磨きを徹底気にさせられました。床は角の隅々まで、ガラスは斜めから見て拭きムラがあるとやり直しです。追い打ちをかけるように母もさらに綺麗好き。ガラス食器や銀食器磨きを手伝わされました。 親元を離れ、途中、大人になって、多忙な日常に追われ、そんなこともすっかり忘れて散らかし放題で怠惰な生活な時もありました。 でも、最近、祖母と母の躾が蘇ります。毎日とまではいかないけれど、休みの日にふと気がつくと、とことん掃除している自分がそこにいます。 そして、生活の周りのものを清めると身も心も清らかになることに気付きます。どんなに高級なブランドものに身を包んでいても普段の生活に対して美意識がなければ、品格がないような気がします。使い込んだ傷やかすれは歴史を物語るけれど、汚いものはやはり汚いのです。 だから、僕の中では芸術と美術は違うものと捉えています。芸術とはエンターテイメント、すなわち芸事。美術とは、エレガント、リファイン、すなわち雅な事であると解釈しています。ある西洋の数学者が言った言葉、「美しくないものは、何かが間違っている」なぜ、清めるか?の問いに対して明確な答えは未だ見出せないけれど、ここに答えがあるような気がします。美しいものを見たり触れたりすると心が清らかになる気がしませんか?

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美しく、輝く、輪を求めて。

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