虚無は、心地よい

小さな沼で、虚無に浸った。この何もない風景は、空虚な時間が流れていく。日常の喧噪から逃れ、考えることを止めてみた。目を閉じ、耳を澄ませると秋風だけが耳元を通りすぎる。

ああ、虚無。なんて心地良いのだろう。このまま流れに身を任せ、漂ってみたいものだ。毎日、あくせく働き、日々が過ぎ去っていく。けっして、目標がないわけではない。むしろ、たくさんあり過ぎるくらいだ。 あれもこれも同時にはできない。やる努力より、やらないことをいかに作ることの方が大事か?何かを成し遂げるということは、一時的な犠牲を払ってでもやらないことを作ることなのか?そして、やるべきことに全神経を集中させて、それに取り組む。 それができたら、どんなに幸せだろう。僕は、昼夜を惜しんで夢中になって取り組むことだろう。人は、「やればいいじゃないか?」と言う。そうなんだよ。やればいいだけのことなんだよ。多くのことを抱え込んでしまったばかりに、身動きできない自分がここにいる。 そのいらだちが、こんな何もない風景に身を委ねるととても心地良いものになる。たまには、こんな誰もいない、何もない、名もない風景に身を置いてみるものもいいものだ。 色もない、グレー世界。心をニュートラルにしてくれる。

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美しく、輝く、輪を求めて。

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