雪融けの窓

今年の札幌は年末から年始にかけて、悪天候が続いた。

晴れ男の僕は、行くところ全てが晴れになる。まるで、モーゼの十戒のようにぱぁ〜と雲が割れ、その隙間から陽射しが漏て瞬く間に晴天になる。


子供の頃、ある真冬の晴れた日の情景を思い出す。猛吹雪かと思ったら、あっという間に晴れて太陽が燦々と白い雪を融かす。窓の下は、氷柱が融けて「ぽちゃ〜ん、ぽちゃ〜ん」と一定のリズムを刻む。家の中から、屋根から滴り降りてくる水滴をず〜っと眺めていたものだ。何かに取り憑かれたように...

そんな思い出をもう一度体験したくて、車を走らせた。それなのに暖冬の北国は、氷柱がない。ちょっと天気が良くなるとすぐに屋根の雪が滑り落ちてしまうのだ。一体どこまで走ったのだろう?そのうち、だんだん曇ってきた。外へ出てシャッターを切ると凍てつくように寒い。



日本海沿いを走り、どこだかわからないけど適当に内陸部へ入ってみた。きっと、辺り一面、牧場なのだろう?遠くの方に民家があるだけ。そこの納屋でやっと貴重な氷柱を見つけた。本当は、氷柱を見上げた時、陽射しが逆光で氷を透かしてきらきら輝いてくれるといいのだけど。それは、次回の課題にしよう。ああ、氷柱!

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美しく、輝く、輪を求めて。

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