バランス

アンティークショップで買った、アンバランスな天秤。

デザイナーほど、バランスという言葉を毎日のように使ったり考えたりする職業は、ほかにはないのではないだろうか?スタッフが仕上げてきたデザインを「ここのバランスが...」「色のバランスが...」「レイアウトのバランスが...」と毎日のように使う。そもそもバランスとは何だ? 広辞苑によると、バランスとは「つりあい」、「均衡」を意味するのだそうだ。研究社英和辞典によると「天秤」「はかり」「釣り合い」「平均」「調和」「均整(美)」「(心の)平静」「落ち着き」だそうだ。 バランスを取るだけが、良いデザインだとは思わない。時には敢えてバランスを崩すことで、アグレッシブな表現になったりする。逆にあまりにもバランスを取り過ぎて、退屈なものになってしまったりすることもある。ちょっと、崩すというところがバッドチューニング。完全にチューニングがくるっているのではなく、ちょっとずらす。すると、ほんのちょっと、刺激的になるんだな。あくまでもバランス感覚を知った上でのことだけど。 これは人間関係にも当てはまるのではないだろうか?お互いが尊敬して、刺激を与え合う。でも、あまりにも気を使い過ぎてバランスを取り過ぎているとつまらない関係になってしまう。「やれやれ、手のかかるやつだ」と思いながら、他では何か刺激をもらっている、なんていうくらいがいいのかもしれない。たまには、反対意見を言ってくれる野党も必要なのだ。 男女の関係だって、同じでしょ?相手があまりにもおりこうさんすぎると、つまらないよね。僕は、外見だけではなく、自分の世界を持っていて内面から輝いている人に魅力を感じる。ちょっと、ダメなところがあるくらいがチャーミングなんだ。そして、髪を振り乱して、何かにひた向きに取組んでいる人は素敵だ。この天秤のように、アンバランスなくらいがちょうどいい。

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美しく、輝く、輪を求めて。

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