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執筆者の写真Hidetoshi Shinohara

太陽と風

リサーチ途中、Nとカフェ風海の家へと足を運んだ。


海の家もずいぶんと様変わりしたものだ。海の家といえば、畳部屋で卓袱台があり、汚いシャワールームをイメージしていたが、カフェ風でバーまでついている海の家を見つけた。

サーフボードが、看板になっており、夜はボサノバライブ演奏をやるらしい。二人とも暑さでふらふらになっていたので、窓際の席に座り冷たいドリンクを飲んだ。僕は、窓を大きく開け放ち、顔面いっぱいに風を浴びた。


目の前には、大きくてキラキラ輝く海が広がる。まぶしい太陽と爽やかな潮風が、心を解放してくれる。風ほど、実体がなくつかみどころのないものはない。そこには、現実社会を遠目で見ている自分がいる。


英語でblows with the windとは、風に吹かれる人、日和見主義者を意味する。窓越しに海辺で波に戯れる人々を傍観している自分がそこにいた。けっして、日和見主義者にはなりたいと思わないが、ここのキラキラ輝く太陽と風を浴びていると、不思議な魔力に取り憑かれた脱力感があるものだ。



しばらく、脱力感と風に身を任せていたが、『いけない、いけない』と、もう一人の僕が、自分の頬に往復ビンタで目覚めさせる。議論を避け、困難を避け、物事の形勢を伺うなんて人間には、なりたくないものだ。さあ、東京へ帰って、レポートを纏めよう!

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10 comentarios


>香明さま

ここ、江ノ島のちょっと手前です。 アジアン風もありました。 香明さんと同じ所へ行っているかもしれないですね。 畳の海の家は、懐かしい感じがします。 十数年ぶりの海でしたけど、海はいいですねーーー! 平日、車飛ばして、午前中は海の見える カフェで仕事しようかな。

投稿者:hide★ :2007年9月 8日 11:53

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24 nov 2019

最近の海の家は本当にオシャレですよね~! 私も江の島行ってビックリしました。 カフェ風だったり、アジアン風だったり…。 お料理のレパートリーも豊富だし! 私は畳の上でカレーライス食べるのも、好きですけどね~。(笑)

投稿者:香明 :2007年9月 8日 10:11

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>N.Kojimaさま

忙しいとき程、じっくりと気持ちを落ちつかせて、 フィールドに出ると、いろいろなものが見えてきますよね。 頭で思い描いているキラキラと、実際に目で見るキラキラは、 その時の光の加減もあり、違うものです。 キラキラを造形にするとどんな風になるのでしょう? 人それぞれ、違ったキラキラが出来上がるのでしょうね。

投稿者:hide★ :2007年8月28日 10:15

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24 nov 2019

忙しいんですね。 けれど、こういう時間っていいですよね。 かならず、こうした時間のなかに感じた キラキラも、やがては、デザインの糧になるのでしょうね^^

投稿者:N.Kojima :2007年8月28日 09:34

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>fumipanさま

え?元サーファー?聞いていないです。 でも、そんなことを聞いたころあるかもしれないですね。 最近は、肖像権の問題あるので、人物写真は難しいですよね。 顔がはっきりと判別できる写真に関しては、 本人に許可を取らなければ、掲載してはいけないことになっています。 携帯電話のカメラが普及して、隠し撮りが増えて、 ビーチによっては、撮影禁止のところもあるようです。 もっと、いろいろな場所をリサーチしなければ、データは取れませんが、 一カ所行っただけでも結構、収穫ありましたよ。

投稿者:hide★ :2007年8月28日 03:31

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美しく、輝く、輪を求めて。

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