今回、Shirokiの第2回目の企画展を札幌と東京で開催することになりました。 TEAM NACSの日本公演WARRIORのタイトルバックをShirokiが手がけ、公演中ステージにも使用されるそうです。ギャラリーヴィグロワとしては、初の札幌出張企画展です。
そこで、WARRIORのタイトルから連想して、W展と名付けました。 Wは、札幌と東京のダブルの意味もありますが、いろいろとWから始まるメッセージを込められないかと考えました。そして、僕の故郷である札幌と人生の約2/3を過ごした東京の架け橋にならないかと思いました。震災以来、未だに余震が続き経済は低迷し、あれから1年が経とうとしています。経済大国の日本はこのまま衰退していくのではないかと、誰もが不安に駆られているのではないでしょうか?ネガティブに悩んでいても始まらない。欲望だけにとらわれるのではなく、もっと身近な素晴らしさに目を向けたい。一日一日を大切に精一杯生きて、悔いのないようにしたい。そんなことをShirokiと話し合い、企画しました。 以下、Shirokiのステートメントをご紹介します。 Wonderfulな世界を求めて。 Wは、この素晴らしき人生のWonderful... Wは、心を無垢にする白のWhite... Wは、宇宙の中でちっぽけな世界のWorld... Wは、自らの前に立ちはだかる壁のWall... Wは、全人類の母Woman... Wは、変幻自在にカタチを変える水のWater... Wは、生きることを背負う重荷のWeight... Wは、地面にしっかり立って歩くWalk... Wは、嫌なことを全て洗い流すWash... Wは、何かを成し遂げようとする時の意志will... Wは、人間の持っている脆さのWeak...
私は、そんなWにインスパイアされた。 Shiroki
今回、TEAM NACS日本公演WARRIORのアートディレクションを手がけた、株式会社トラップの吉澤さんには大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。
ギャラリーヴィグロワ 篠原英智
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