フィンランドのホンカという家

先週、山中湖でフィンランドの住宅メーカー、ホンカの住宅展示会を見て来た。 ログハウス調と聞いていたので、80年代に流行ったペンションやキコリのイメージがあり、あまり好みではないのではないかと期待もせずに行った。



好みじゃないのになぜ、行ったかって?そりゃあ〜、フィンランドが好きだからだぜ、ダンナ〜。北海道出身の僕は、30年もの間、地方出身者の田舎臭さを拭いさるために何かと都会ぶっていたものだ。


自分にキャッチフレーズをつけるなら、「アーバンで銀座でシャープでクールでダンディで時代を駆け抜ける男」というところかな。ところが、この年齢になると粋がって都会ぶっていることが、カッコ悪いと思うようになってきた。


ホンカという住宅メーカーがこだわっているのは、ポーラーパインという北極に近い松の木を使っているのが特徴。最初、見た目はカントリー調だったので、僕のタイプじゃないと思っていたけれど、しばらく家の中にいると心地良くなってくる。


そういえば、森林浴をすれば、木からフィトンチッドという芳香成分が出ていて、その香りが脳に伝達されて心がゆったりと和らいでいくというのを本で読んだことがある。その証拠にキコリが都会へ出て来てしばらく生活したところ、原因不明の頭痛に見舞われ不眠症になったという話もある。そのキコリは、森へ帰ったところたちまち頭痛が治ってしまったそうだ。


都会のコンクリートジャングルで、ストレスが溜まってイライラしている人は、週末に森へ行って森林浴を行うと気分が晴れるというのだ。

また、木は木材になっても生き続け呼吸している。湿度が高くなると湿気を吸収し、湿度が低くなると水分を放出するそうだ。カビやダニ、結露の発生をおさえ、断熱性能を発揮し、夏は涼しく冬は暖かい。


木は、火災に弱いイメージがあるが、木の表面が燃えて炭素の層を作ることで耐火性を発揮するらしい。新建材のような、燃焼による有毒ガスの発生はないということだ。耐久性に関してもフィンランドでは、400年以上も生き続けている家もあるらしい。日本では、この家と類似構造を持つ正倉院は、1000年以上の時を経ても健在である。


僕は、ホンカという住宅メーカーのまわし者でも仕事でも何の関わりもないが、だんだんこの展示場にいると木の香りと雰囲気がとても心地良くなってきた。フィンランド好きの僕は、こんな仕事に関わってみたいと思った。

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