top of page
執筆者の写真Hidetoshi Shinohara

光輝く輪のアートフラワー

VIGLOWAの言葉の由来は、Vi(美)+glow(輝く)+wa(輪)、ヴィグロワは美しく輝く輪。現在、開催中の野田尚之の企画展に作家の知り合いのフラワーショップから、きれいなアートフラワーが届いた。企画展のテーマに合わせて、宇宙とか星空をイメージしたような粋な計らいである。

アートをもっと生活に密着させたいという思いから、ギャラリーをオープンして2年近くが経つ。最初は、こんな無名で実績もないところに作家なんて集まらなかった。今までの仕事仲間に声をかけてみたものの、賛同してくれた人は、ほんのわずか。こちからいろいろな人に声をかけたけれど、みんな気のない返事だった。「こんな不景気でアートなんて、厳しいんじゃない?」というのが多くの人の意見だった。 アートのラインナップは、なんでもいいということではない。こだわっているのは、REFINE。洗練という言葉に訳されるけれど、RE+FINEという風にも読み取れる。もっと、深く意味をひもとくと、「RE=さらに」、「FINE=優れているもの」、さらに良いものに磨きをかけるというようなことだろうか?アートをアートだけとして鑑賞するのではなく、アートの飾り方、アートの楽しみ方、アートと暮らす方法、アートによって生活が素敵になる、というようなギャラリーにしたかった。言葉で端的に表現できているかどうかわからないけれど、ずっとその思いを発信し続けていたら、それに共感してくれる多くの人に輪となって集まっていただいた。 以前、異業種交流会の壇上でアメリカ法人の社長を努めたという日本人社長は、「輪になってみんなで協力するなんていう考えは甘い!」と言っていた。果たして、そうだろうか?日本人は、輪や和を尊ぶ国民なのではないだろうか?自分さえ良ければいいという個人主義よりもみんなで力を合わせて、素敵な暮らしを提案する方がいいと思う。与える者は、与えられる原理原則にかなっているような気がする。 野田尚之の作品にインスパイアされたアートをフラワーを見て、美しく、輝く、輪となって広がっていくような気がした。

閲覧数:8回

댓글


美しく、輝く、輪を求めて。

bottom of page