朽ちていくモノ

鉄さびを観察するために山へ行った。

鉄は錆びていく程、味が出る。ピカピカのモノでなければいけない時もあれば、錆びやペンキの剥がれがとてもいい味をだすこともある。僕はどちらかというと、新しいモノ好きだった。でも、全部がピカピカだと落ち着かなくなってくる。

完璧なモノよりもどこか儚さや脆さを感じるモノの方が、愛おしくなってくるのかもしれない。

レディの鉄は言った。「なぜ、ピカピカでなくてはいけないの?」 ダンディな鉄は、それに応える。「それは、鉄のように逞しいモノは、未来を見て輝いていなければならないからだ」 レディは言った。「でも、使い古されて朽ちていくモノには、物語があるわ」

僕は、男なのだろうか?女なのだろうか?気持ちは男である。と、思う。「えーーー!自信ないのかよ、おまえ!」と言われそうだが、最近、正直言ってよくわからない。一般的な男性よりもきれいなモノに反応するらしく、よく「女性的ですね」と女性に言われる。う〜ん、武士の精神のはずなんだが。 大きくて逞しくて、権力の象徴みたいなモノより、きれいなモノ、儚いモノ、物語性を感じるモノに魅力を感じる。チューニングはちょっとずれているくらいの方が魅力的だ。

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美しく、輝く、輪を求めて。

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