夕方から、豪雨だという。 雨が降らないうちに近くの森へ、桜を見に行った。
なんと、かなり散っているではないか。小さな森の池には、桜の花びらが浮いて、どこかへ流れていく。恋い焦がれた、桜が去っていく。
寅さんが、なぜ、48回も失恋し続けたかって?実は、永遠の憧れの女性は、さくらだったからという説がある。妹への思慕は、禁忌だから放浪の旅へ出るしかないということなのだ。
流れ去るさくら、いや、桜を見ていると、水面に映った、山吹の花の鮮やかな黄色が、まるで、太陽のように明るく破天荒な寅さんのようでもある。そして、さくらは、一歩下がって、見守り優しく癒してくれる。寅さんは、そんな女性を求めて、あてのない放浪の旅にでる。
僕は、そんな桜を見届けて、小さな池を後にした。途中の遊歩道では、山吹の花が鮮やかに咲いていた。散っていくものと、鮮やかに咲き誇っているものが、すれ違っていくようだ。「また、来年会えるさ!」とさくらに、いや、桜に言い残してそこを後にした。
>香明さま
花粉症の季節なので、気の毒なんですが、 風情が台無しです。 地面に這いつくばって、桜が地面にハラハラッと地面に落ちる 決定的瞬間を撮りたいです。
投稿者:hide★ :2007年4月 9日 01:13
桜の散り際…見てるだけだととてもキレイなんだけれど、それを写真で表現するのは難しいですよね~! 風に舞う桜。。。私も何回かチャレンジして、諦めました!!(泣) それにしてもマスクをしたおばさまたちは ちょっと桜の写真には確かに余計ですよね~。
投稿者:香明 :2007年4月 9日 01:03
>yachiさま
この小さな森は、いろいろな四季の花が咲きます。 花の写真なんて、ありきたりだと思っていましたが、 色の鮮やかさに吸い込まれるように 思わずカメラを向けてしまいますね。
投稿者:hide★ :2007年4月 5日 10:17
山吹もとても好きな花です。 はっとする鮮やかな色が 自然の中にもたくさんありますね。
投稿者:yachi :2007年4月 5日 09:53
>uenchさま
でも、そういう風に考えたら、寅さんがなぜ、うまくいきそうな時も マドンナをかわしてしまうのか、納得いくでしょ! 物事の表面しか見れないなんて、僕だって、本読むまで、 気がつきませんでしたよ。 それまで、まさかそんなことがあるものかと思っていたくらいですから。
山吹の色は、近所の小さな森へ行って撮りました。 木に囲まれて、日陰と池の反射がそうさせるのかな? 何も加工していないんですけどね。
投稿者:hide★ :2007年4月 5日 01:01