金沢21世紀美術館 Olafur Eliasson

先月、金沢21世紀美術館へ行った。僕は、現代アートについて特に詳しいという程でもないけれど、美術館の前に展示してあるカラー・アクティヴィティ・ハウスという作品に興味を持った。

以前、当社に訪れたある人が本棚にあるマーク・ロスコやイヴ・クラインの画集を見て「これらは、どう見ていいのかわからない」と言っていた。



僕は、これらの抽象絵画をどう見るかではなく、どう感じるかということだと思っている。頭で考えるのではなく体感すればいい。まさにこの体感するアートがここにあった。オラファー・エリアソンというコペンハーゲンの作家が表現しようとしていたのは、日々、当たり前に目にする風景を光の三原色の渦巻状の円柱に入ることによって、いつもと違ったカラフルな景色が見えてくることだった。作品の中心から様々な角度へ周囲を見渡すと、色が混ざり合って紫に見えたり、黄緑に見えたり、オレンジに見えたり、筒状の透明アクリルが重なり合って奥行きのあるカラーリングを楽しませてくれる。 もうひとつは、作品と言うよりも美術館にあるエレベーターだった。ホールから下を見下ろすと、透明の箱が上へ浮かび上がってくるように見えた。どうなっているのだろうと思って、階段で降りてみると何のことはない、エレベーターの箱をシャフトが押し上げているのだった。カラー・アクティヴィティ・ハウスを観たあとだったので、これもアートかと思った。いや、これもアートと言ってもいいのではないか?アートとは、日常的なことを非日常的な驚きに変えてくれることであると思う。



気難しく考えらさせられるアートよりも見る者を参加させてくれるアートだった。 Colour activity house(カラー・アクティヴィティ・ハウス)についてはこちら。 http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=30&d=10

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美しく、輝く、輪を求めて。

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