机に向かって、頑張るだけが仕事ではない。
寺山修司の「書を捨て、街に出よう」という書籍があったように、何かに導かれるように今週も江ノ島へと向かった。
前回の反省から、前の日から予定を入れ、午前中に出発した。
平日のお昼頃に江ノ島に着いたけど、観光客も少なく長閑だった。
広い海、大きな空、細波の音、海鳥の鳴き声、都会の喧騒とは別世界がそこにはあった。
若い頃は、何度か来たことがあったけど、歳を重ねるにつれ、今更感があったので江の島へ行こうなどと思わなかった。
とにかく、新しいことにチャレンジするには、一度頭の中を空っぽにしよう。頭の中のハードディスクを少し整理整頓することによって容量が増え、どんどん新しい情報を溜め込んでいくことができる。
だから、無になる...
ああ、青い空と広い海...なんて美しいのだろう。いけない、考えてしまった。
テトラポッドって、なんだ?Wikipediaで調べてみよう。へえー、日本語では波消しブロックというんだ。海岸浸食を防ぐもの....
いけない、考えてしまった。
トンビがぐるりと輪を描いた。昔からこの光景は変わらないのだろうなあ。
無になる...
ぼーっと、海を眺めていると、空の色が変わってきた。海の向こうにはアメリカ大陸が...
無になる...
無になることが、いかに難しいか?「無」とはなんだ?と頭の中は、「無」という漢字で埋め尽くされてしまった。
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