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執筆者の写真Hidetoshi Shinohara

脆い桟橋

未知の世界へ飛び出そうとしているのに、この脆くて今にも崩れそうな桟橋。足下がふらふらしているような状態である。暗闇の中で一抹の光を見つけ、それが出口だと信じて旅立とうとしている。助走をつけて、この桟橋を踏切り台に大空へ飛び立とうとしている。


仲間はついてきてくれるのだろうか?みんな重荷を背負っている連中ばかりだ。クリエイティブに携わる人達は、みんな重荷を背負っている。なんで、こんな苦しい仕事を選んでしまったのか?オリジナリティのある物作りをしていかなければならないというのに、この日本ではあまり評価されない。本当にいいものかどうかは、世界で認められてやっといいものであることに気がつく。逆輸入大国日本。日本人の価値観はどこへ行ったのだろう。 日本の期待ができないなら、世界へ飛び出すしかない。それにしても足下が不安定だ。こんなところを助走して大丈夫なのだろうか?ある人は言う。「うまくいくのか?」そんなことわかるわけがない。考えて、考えて、考えた末の結論。うまくいくかどうかなんてわからない。 背水の陣のごとく、水を背中に向け陣を取るのもいいけど、水を飛び越え大空へ羽ばたく。 本気で戦ってきた仲間を連れて僕は世界へ飛び立つ。

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美しく、輝く、輪を求めて。

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