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引き籠る

最近、中国からのコロナウィルスとやらで、人との距離を取らなければならなくなった。

もともと、僕は引き籠り状態であったから、今までとはあまり変わりはないけれど。


この写真は、僕のポートフォリを昨年、フォトグラファーの橋田さんに撮ってもらったうちの一枚。画家が、なぜ自画像を描くのか?自分の顔をじっくりと見ることもないので、この機会に自己を見つめ直してみたいと思う。



僕自身、どのように生きてきて、一体どこへ行こうとしているのだろうか?一つのところに止どまることはあまり好きではない。それは、地理的なことではなく、同じことをずっと続けていくという意味。人によっては、ずっと同じことをやり続ける人もいるけど、僕はそれでは満足ができない。


愛読書のライアル・ワトソンの本に「ネオフィリア」というのがある。「新しもの好き」という意味らしい。ライオンは、一つのところに定住して、どっしりと構えているが、トラは、常に新しいもの、コトを探して動き回っているらしい。人間もこのどちらかに当て嵌まるということだが、僕は明らかにトラだ。


10年前、もう広告グラフィックデザインの仕事を辞めようと思った。グラフィックデザインの世界は、すごく閉鎖的で視野が狭くなっていく気がしたのだ。人生の後半は、もっと視野を広くして、専門分野以外のことも勉強したい。


と言っても、全くジャンルが違う能力はないので、デザインから少しジャンルを広げていくことになるだろう。これからやっていきたいことは、アートとファッションと音楽の融合を映像にしていきたい。


このまま、人生の本質を何も知らずに死んでいくのは嫌だ。ずっと、同じことを続けていけば安心かもしれないが、それでは人生の終わりに後悔することになる。新しいことにチャレンジすることにはリスクはあるが、リスクを負わずに新しい挑戦は成し遂げられないのである。


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In search of a beautiful, glowing, ring.

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