真冬の石狩湾沿いを車で走ると凍てつくような氷の世界がある。
夏には、海水浴で賑わっていたはずなのに、今は誰もいない。この風景の音を言葉で表現すると無音。それが、ますます不思議な感覚にさせるのかもしれない。この土地のどこかの民家で、暖房がたっぷりと効いていて、むしろ東京よりも部屋の中は暑いくらい。外の気温と部屋の中の気温のギャップも激しい。そして、北国の人々は寒さに反比例して心が温かい。彼女の作品は、グレートーンの中にも温かみがある。この写真を見れば、松田奈那子の作品がなぜ生まれたのかきっと理解できることでしょう。 (実は、最初の2点の写真は、以前ブログでも使用したものです。Crackのイメージに相応しかったので、再度使いました)
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